大西@行動分析学勉強中です。
(誤った考え方、分析方法にコメントでアドバイスいただければ励みになります)
新年明けてはや1ヶ月が経過しちゃいましたね。。。
1.2.3月は早いと言われていますがなぜなんでしょうか?個人的にはそのように感じたことはないのですが、ただ単に2月が28日までだからそう感じるのでしょうかね?
ところで、新年に目標を掲げた人はいらっしゃいますでしょうか?ちょっと前に 8割近くの人は新年の目標を達成することができず、挫折した経験があるという結果が というネット記事を見かけました。行動分析学でも目標を掲げること(先行刺激の整備)は有用で、高齢者介護においても筋力トレーニングをする際に、足を伸ばす力が20KGになると杖なしで歩けるようになりますので頑張りましょう!!!と具体的な目標を掲げることがよい成績を上げています。
その記事の中で、英ハートフォードシャー大学で心理学を研究するリチャード・ワイズマン教授が目標を達成するために10のアドバイスとして以下の事を上げていたので、ちょっと考えてみました。ちなみにワイズマン教授は 『その科学が成功を決める』 などの数々の訳本も日本で出版されているみたいで有名な教授みたいです。
>①目標は1つだけにする。
確かにいっぱい目標を立てるよりもクリアできる確率は上がりますよね。欲張ってあれこれ目標を立てる人もいるようですが、普通は2~3個の目標を掲げますよね。1つに絞ることは逆に難しいですね。
>②数日じっくり考える。
これは、大事なことだと思います。ただし、目標をじっくり考える前にどうすればよい目標が立てられるのかを知らなければいけませんよね。じっくり考えるの中にパフォーマンスマネジメントも勉強しなさいという意味も含まれているのかな?
>③以前立てた目標は避ける。
大方の人は毎年同じような目標ではないでしょうか?例えば10kg体重を落とすとか毎日10分英単語を覚えるだとか。以前立てた目標でクリアできなかった目標は避けるという意味でしょうか?
>④ごく普通の目標にする。
これについては、普通の目標という事自体が具体的ではないので、間違ったインストラクションではないでしょうか?世界平和とかではなく、達成したかどうか分かる目標(例えば毎日掃除とか)にするという意味でしょうか?
>⑤細かくポイントを設定し、1つずつクリアしていく。
これはまさしくスモールステップの法則ですね!!!スバラシイと思います!!
>⑥自分にプレッシャーをかけ、サポートを得るために友人や家族に目標を話す。
自分にプレッシャーをかけという部分は少し問題ですが、サポートを得るために友人や家族に目標を話すということは成功すると注目、賞賛などの好子が得られるという可能性がありますね!
>⑦定期的に「達成するとどう好ましくなるのか」を書き出し、利点を考えるようにする。
どう好ましくなるのかという部分は、どのような好子が出現するのか、もしくは嫌子が消失するのかですね!
>⑧モチベーションと進歩の感覚を守るため、1つのステップをクリアしたら自分にご褒美を与える。
自分への褒美という好子を出現させる。素晴らしいですね!!!
>⑨達成までの計画やプロセスを記録し、グラフや絵を使って分かりやすく示す。
これも、視覚的に具体的な進歩を確認しそれが好子となる。素晴らしいですね!!ただ、グラフが右肩下がりだと嫌子になるので要注意ですね。。
⑩心が折れそうなときは諦めるのではなく、一時的に前の習慣に戻ったと解釈する。
>これは教授からのメッセージです。そう考えるとよいのでしょう。行動分析学的には、何が原因で標的行動が生起しないのか分析する必要がありますね!!
というように、社会科学分野における一般読者向けのすぐれた業績を顕彰するジョセフ・リスター賞(英国科学協会)を受賞したことがあるような大教授の教えに物申してしまいました・・・。
ワイズマン教授、もしこのブログを見ていましたらコメント欄に感想などいただければと思います(笑)
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