2009年6月20日土曜日

ダイエット

大西です。

 徳島ABA研究会を設立された法政大学の島宗先生がブログでダイエットについて記事にされていました。とても参考になりました。

日本人のほぼ9割が何かしらダイエットに興味をもっていると思います。僕も過去に何度か挑戦し成功しリバウンドの繰り返しです。しかしながら、もしダイエットに成功しても結局リバウンドしてしまうのが、僕だけではなくほとんどの実践者の結果です(一説には継続してやせている成功者は全体の0.2%とか)。

 島宗先生もレコーディングダイエットとして紹介されていましたが、オタキングこと岡田斗司夫さんが出演していた博士も知らないニッポンのウラという番組を見てダイエットの神髄が理解できたように思います。

それは 太っている人は、太る努力をしている のです。コンビニでお弁当を選ぶのも一番カロリーの高いものを無意識に選ぶことや太りやすいもの(焼き肉 唐揚げ 天ぷら ラーメン)が大好きということがそうです。

 岡田さんのテレビを見て一番感心したのは、今食べているものは本当にお腹が欲しいと言っているのか自分自身と話し合いをしているか?ということでした。

 たとえば、ポテトチップスを食べる時にプロ野球カードがついているような小さいサイズのものを食べていて、全部食べたら満足するし、もう一袋欲しいとは思いません。しかし、ビックサイズとまではいきませんがレギュラーサイズの袋があれば量は違えど全部食べてしまい同じように満足します。太っている人になると、ビックサイズでも無意識に全部完食するのです。そして、口が塩辛いのでアイスクリームやコーラを飲んで中和させるという技も使います。やせている人は途中で食べるのを自然にやめるし、中和させるとしてもそこまで食べていないので少しの量で中和できるのでお茶やコーヒーですんでしまいます。

 もう一つ、太っている人はお腹いっぱい食べた後に しばらくして少し胃に余裕ができたとします。腹八分目のライン(やせている人にとってのお腹いっぱい10分目というラインと同じ)まで食べたものが消化されると、なにか食べたいなあ(食べられるなあ)と思うのです。そして、冷蔵庫を探りミスタードーナツなどの手軽に食べられるおやつを普通に食べるのです。これでは、太りますよね。やせている人には、理解できないかもしれませんが、本当なのです。少しでも、お腹に余裕ができるとお腹がすいたと勘違いしているのです。

 僕自身まず、今食べているものは本当に欲しいものか(腹に余裕があるから口に入れたいのか)、食べるという行動でおいしいとか口の感覚が好子になっているから食べているのか 立ち止まって一度考えてから食べるという行動をすることにしました。すると驚くほど食べる量をセーブすることができるようになりました。

 ひとつ例を挙げますと、先日夕飯がハヤシライスでした。ハヤシライスは、カレーよりも水っぽいのでご飯と一緒にいわばお茶漬け感覚でサラサラッと一気に食べられます。1杯食べた後、どうしてももう1杯食べたくなりました。嫁にももう1杯食べる?(先行刺激)と聞かれましたので、WBCでのイチロー選手のキューバ戦のようにほぼ心が折れかけましたが、100歩譲ってあと5分待ってみて欲しければ食べるという提案をしてみました。そこで、待つこと5分・・・

 なんと、おかわりのことなど忘れていました。(そのことに今日気づきました)

そんなことを続けていたら知らない間に絶頂期から6kgほど体重が落ちました。太る努力をやめれば人間のホメオスタシス現象(恒常性)でやせる方向に自然と体が向かうのです。僕にとって、食べる前にもう一人の自分(ホムンクルスのHくん)になぜこれを食べたいのか訪ねてみる行動を生起させられるのかがポイントになってきます。

 他にも、自分自身の目で経過がわかるように体重経過を記録する(レコーディング)することが有効であるとされています。持論ですが、それが持続してできるのは体重が落ちはじめてからだと考えています。記録をすることの好子は、数値が減少していることだと思います。今日は食べ過ぎたかなっていう日は、体重を計る行動は生起しにくいのではないでしょうか。そして、そのまま自然に記録をやめてしまうのが大半だと思います。僕は、最近体重が減ってきているので毎朝体重計に乗るのが楽しみでしょうがありません。なので、記録をとる前に何かしら体重を落とせる介入をかけた後、軌道に乗ってからレコーディングするのが一番いいのではと考えていいます。岡田氏は逆で、まず何も考えずに記録し自分の食傾向を分析すると自然に体重は減っていくと述べていましたが。

 さて、僕は数ヶ月、数年後に同じように再びリバウンドしてるのでしょうか?

最後に、数年前に雑誌ターザンで見た記事の中にやせすぎると人間的な魅力も減少するというのがありました。なるほどそのような気もします。とってもやせた人をみると魅力的には感じませんよね。これについては、万が一やせすぎたときに太る努力をすればいいのでしょうが。

えらそうにダイエットについて語りましたが、みなさんはダイエットについてどのようにお考えですか?

2009年6月11日木曜日

男性用トイレ その2


大西です。

 以前男性用トイレに 的(まと) が書かれてあり、そこに向かって用を足すと周辺に飛散するのを防ぐための介入を紹介した。くわしくは コチラ

最近、某徳島の病院へ送迎に行きトイレに入ったところ同様のまた違う介入がありました。その写真がこちらです。


すこし古い病院なので、的をつける技術が開発されるよりも古い介入と思われます。多分、この黄色の靴跡に左右の足をのせて用をたしなさいというインストラクションです。

 多分誰もこの靴跡に足を乗せて実施する人はいないように思いますが、あえて僕は実施してみました。

感想ですが、足を大きく広げ、つま先を外に開けて実施するので、まずバランスが取りにくくフラフラします。そして、便器からの距離がとても近くなるので反射して自分にかかりそうになりました。しかも、手すりが備わっており、よりその姿勢では立ちにくいのです。ただ、黄色の足跡に皆が置いて実施した場合は、周辺に飛び散ることは減るかもしれないと感じました。

 しかし、残念ながら立ちにくく実施しにくいという嫌悪刺激が出現するので、なかなか標的行動は出現しないと思います。

 飛び散らす行動が減らせるようなよい介入がされているトイレがありましたら、今後また報告させていただきますね。

2009年6月6日土曜日

サマースクール開催のお知らせ

徳島ABA研究会主催のサマースクールが今年も開催されます。
徳島ABA研究会のHP上で受付が始まっています。ABAを学びたい方は、是非ご参加ください。

今年も徳島ABA研究会のスタッフが、参加者の皆さんにABAについて分かりやすく学んでもらおうと張り切っています。スタッフは、参加者の皆さんがより深く学べるようユーザーテストを行ったり、昨年度の評価、改善点を参考に担当するユニットのパワポや演習シートを作成中です。

現場でいかせる考え方や実践が盛りだくさんです。是非、初級コース、中級コースに参加していただき、一緒に事例研究を行いませんか?

皆様の参加をお待ちしております!!(^^)/

研修会のお知らせ

研修会を行います。SFAカウンセリング勉強会(主に養護教諭の方が中心の勉強会)でABAのお話をさせていただく機会をいただきました。この夏に行われるサマースクールのミニバージョン的な内容になります。前半は田中がABAの枠組みのお話をします。後半は、山﨑さんがABAの考え方を活かした実践事例を報告します。興味のある方は是非、ご参加ください。

日 時   6月27日(土) 13:00~15:30

場 所 山川アメニティーセンター 2F 視聴覚室

題 目 「学校でここまでできる!!一人一人の子どもを伸ばす特別支援教育」

会 費 300円


参加希望の方は、氏名、所属を明記して、西麻植小学校・土肥先生まで FAX 0883-22-1667で申込みください。締切りは6月19日だそうです。