2009年11月22日日曜日

あまりのある割り算を教える、その3

Tanakaです。

さて、あまりは確実に正答が出るようになりました。次の1つ前のステップにすすみます。

子どもに提示する問題はこれです。

6÷4=□…□

4×1は4、よしOK
4×2は8、あっ、6を越えたからダメ。6-8は引けない。
答えは1つ戻って1だ!!

次の問題
8÷5=□…□
5×1は5、よしOK
5×2は10、あっ、8を越えたからダメ。8-10は引けない。
答えは1つ戻って1だ!!

子どもの横について、こうした問題を繰り返します。

ここで、気をつけたことがあります。できるだけ、スモールステップでエラーレスが出ないように、定着するまでは次のような問題は避けました。

65÷9=□…□

9×1は9
9×2は18
9×3は27
9×4は36
9×5は45
9×6は54
9×7は63
9×8は72、あつ、65を越したからダメ。65-72は引けない。
答えは1つ戻って7だ!!

(長くて、途中でくじけそうになっちゃうので。(-_-;))

なので、こんな問題を多くしました。
9÷5=□…□
12÷7=□…□
15÷8=□…□

答えの商を言い当てたら『正解』と言って、褒めまくります。
定着してくると、問題を少し難しくします。

11÷5=□…□
15÷6=□…□
21÷6=□…□

この繰り返しを根気よく続けます。そして、正答率があがってくると、易しい問題や難しい問題をランダムに出していきます。

さて、この指導の成果は?
続きはその4で。(^^)/

2009年11月21日土曜日

あまりのある割り算を教える、その2


Tanakaです。


さて、今回は課題分析をした結果、逆行連鎖で教えることにしました。
逆行連鎖は、行動連鎖の後のほうから前へ向かって教えていく方法です。
逆行連鎖のいいところは、最後のステップを頑張ったらすぐに正解(好子)がでるところです。


例題で説明すると
最初に子どもに教える問題は次のようになります。

 10÷4=2…□
-8



つまり、10-8を計算し、□の中に2を書き込むと正解です。
子どもが、『2』と言うと、私は『正解』と言って褒めます。子どもは正解して嬉しそうです。
この問題をしばらく続けます。定着すると、次は一つ前のステップに進みます。

続きはその3で!!

あまりのある割り算を教える

Tanakaです。

担任している子どもにあまりのある割り算を指導しました。

最初は教科書どおりに教えてのですが、上手くいかない。
どうすれば上手く教えられるのか?
まずは、新しいスキルを教えるので課題分析をしてみました。
自分がこの計算を解くときはどうしているんだろう。
例題をもとに、課題分析してみました。

例題 10÷4=

1 10の中に4はいくつあるんだろう?
2 4×1は4、まだ10を超えていないので大丈夫!
3 4×2は8、まだ大丈夫!
4 4×3は12、あっ、12を超えた!
5 ひとつ戻って、4×2は8だから商は2だ!!
6 10÷4=2
7 商は2だから、4×2は8
8 10-8であまりは2だ。
9 よって、10÷4は2あまり2です。10÷4=2…2 

課題分析すると、正解にたどりつくまで、時間がかかるなぁ。正解という好子が出現するまでの時間が結構長い。さぁ、どう指導すべきか?

次号に続く。(^_^.)
ブログ、ぼちぼち復活します。(-_-;)