2010年2月28日日曜日

最高でした

tanakaです。

ある子どもの感想です。

『よい姿勢で話が聞けるようになりました。
ぼくは、この2年間でクラブをやって思ったことは、ここのクラブは最高でした。』

小学校で通常の学級に在籍する気になる児童をクラブ活動で支援して2年目が終わろうとしています。
このクラブに在籍していた児童が最後の自己評価アンケートで書いた感想です。

ちょっと涙が出そうになるぐらい、嬉しかったです。
この2年間、頑張ってきたことが報われたような気がしました。

そんな、通常学級に在籍する気になる児童をクラブ活動で支援した実践研究会報告会がいよいよ今週末にあります。がんばるぞ!

興味のある方は是非御参加ください。詳しくはこちらまで。

2010年2月15日月曜日

moodleと格闘中 その後

大西@行動分析学勉強中です。
(誤った考え方、分析方法にコメントでアドバイスいただければ励みになります)

 3日間にわたり格闘中であったmoodleのサーバーへインストール作業もやっと完了しました。先日は、作業に集中しすぎたせいで頭が痛くなりましたがブログで愚痴らせていただいたおかげですっきり眠ることもできました。

まだまだ何点か細かな心配はありますが、これから手直しし皆が安心してデータをアップ出来るようなシステムにできればと考えています。そして、徳島ABA研究会のmoodleも管理できるようになればとも考えています。何事も新しいことにチャレンジしたり、目標ができることはワクワクしますね!!

 次は、3月6日に春の講座が徳島県立阿南養護学校で開催されます。特別支援教育の取り組みポスター発表が主ですが、僕も高齢者のことでポスター発表する予定です。どうかよろしくお願い致します。

2010年2月14日日曜日

moodleと格闘中

大西@行動分析学勉強中です。
(誤った考え方、分析方法にコメントでアドバイスいただければ励みになります)

 昨日からmoodleというソフトウェアをサーバーにインストールしようと努力しています。このソフトはインターネット上で授業ができるよう設計されたものだ。なぜ行っているかというと、この4月から徳島ABA研究会で非常に有効利用されているそのmoodleをある程度管理できなければいけないからだ。そのためにユーザーテストを兼ね、まずサーバーをレンタルし、そのサーバーにmoodleをインストールしコースを組んだり色々してみようと思った。今までは、これらの作業を全て法政大学の島宗先生が無償で行ってくれていました。

 僕もパソコン利用歴はある程度あるので、インストールくらいはある程度簡単にできると思っていましたし、moodleによるeラーニングシステムの構築と運用という本も購入し準備万端でした。


しかし・・・・・


これが、思いのほか難儀しているのです。。。。。まるまる2日間PC前で集中していますが、何がわからないのかもわからない状態なのです。

PHP? mysql? データベース? データベースユーザーの権限? 聞いたこともないような単語が次から次へと出てきます。一番厄介なのは、moodleについて詳しく(わかりやすく)説明されているサイトやブログが少ないことです。例えば、PSPにCFWを導入したいのであればpsp cfwと検索すればたくさんヒットするし、IphoneをSIMフリーにしたいのであれば、検索するといくらでも見つけることができます。やはり、moodleをインストールするユーザーはごく少数でしょうし、どこでつまづくのかが人によっても違うので求めている回答を得られる確率は極めて低くなってしまう。しかも、サーバーによって設定方法は違うのですから。

解決策の一つとしてmoodleのjapaneseコミュニティーで質問することがあるが、やはり何がわからないか分からない状態で何かと質問するのもやや気がひける。現に一つ質問してみたが、とても丁寧に教えてくれるもののやはり気が引けてしまうので、質問行動は弱化してしまいそうである。ここで、ひるまず聞きまくることができるのであれば僕も大したものであるが。

 今日レンタルサーバーに質問メールを送っている。お金を支払っているのだから気兼ねなく質問できる。明日になれば問い合わせが帰ってくるのでそれを楽しみに待っているところ。よい回答が得られるとインストールが無事完了するはずである。早く明日がこないかな。。。。

2010年2月9日火曜日

研修会の案内

tanakaです。

3月6日に富岡小学校で実践研究報告会があります。研究会の案内文書をそのままコピペします。時間に都合のつく方は是非、御参加ください!!

通常学級の気になる児童をクラブ活動で支援する!実践研究報告会』 

通常学級に在籍する気になる児童への支援は,各学校において試行錯誤しながら取り組まれていることと思います。昨年度に引き続き,とくしま特別支援総合サポート充実事業の一環として,富岡小学校においてクラブ活動の場を活用して授業参加行動の向上に取り組んだ実践研究についての報告会を行います。

今年度は実践研究をとおして,このような支援を他の小学校においても再現できるよう実施マニュアルや実践に活用できる各種シートを作成しました。当日参加していただいた方には,実施マニュアルや各種シートを配付いたします。それぞれの学校での実践に役立てていただければと考えております。
御多用中と存じますが,たくさんの方に御参加いただきますよう御案内申し上げます。

日  時   平成22年3月6日(土)9:15~11:30(受付9:00~)

場  所   阿南市立富岡小学校 会議室

対  象   小学校特別支援教育コーディネーター,特別支援教育に関心のある教員,その他希望者

日  程
9:00~   受  付
9:15~   実践研究報告
「通常学級に在籍する気になる児童への支援」

富岡小学校 特別支援教育コーディネーター 桑村美香 氏
        クラブ活動担当        中野善子 氏
        クラブ活動担当        田中清章 氏
10:30~   質疑応答
11:00~   今後の実践に向けて指導助言

<共同研究アドバイザー>
法政大学文学部心理学科 教授      島宗 理 氏

以上です。皆様、是非御参加ください。
ちなみに、この日は午後から徳島ABA研究会主催の春の特別講座もあります。そちらも、是非御参加ください。よろしくお願いします。<(_ _)>




  

2010年2月3日水曜日

Tポイント制度

大西@行動分析学勉強中です。
(誤った考え方、分析方法にコメントでアドバイスいただければ励みになります)

 以前に楽天市場のトークン?システムは素晴らしいとブログの記事を書いたことがあります。しかし、楽天市場のポイントは、ほぼ市場内でしか使うことができません。いざ喉が乾いたときに、そこのコンビニで楽天ポイントを使ってジュースを購入することはできないのです。きっと将来的にはできるようになるはずですが。

 そんな意味で現在最強のポイント制度はTSUTAYAポイント(Tポイント)ではないでしょうか?Tポイントは100円の購入で1ポイント加算されるのが基本です。TSUTAYAでDVDをレンタルし500円使用すると5ポイントが加算されそれを現金同様使用できるといったわけです。

 しかし、TSUTAYAの系列店だけで使用できるのではなく様々なお店でTSUTAYAカードを提示すると同様にポイントを加算してくれるのです。例えば、使用できるお店を例に挙げますと ガソリンを入れるときはENEOS、食事をするときはガスト、コーヒーを飲むときはドトールコーヒー、焼肉を食べるときは牛角、コンビニで買物するときはFamilymart、古本を買うときはBookoffなどなど様々なお店でポイントが加算されそれぞれのお店でポイントを使用して買い物ができるのです。

僕なんかは、いつもガソリンはENEOSで入れます。もちろんTポイントが貯まるからです。(はいここでTポイントによる介入成功!ENEOS売上↑) そしてその貯まったTポイントを用いて朝ごはん(パン、コーヒー)をFamilymartで買います。(はいここでTポイントによる介入成功!タダで朝ごはんという強烈な好子出現↑Tポイントを貯める行動が強化されます)

といったふうにポイントを共有することで互いに売上がアップするという相乗効果が生まれるのです。しかも、本当にポイント制度というのはよく出来ています。それは、Familymartで買い物をした時のことでした。いつもどうり朝ごはんを買ったときの事ですがレシートの裏に当たりと大きく書いてあるのです。読んでみると、1週間以内にこのレシートを持っていきTSUTAYAでレンタルするとポイントが20倍になりますとの事です。何と20倍ですよ!!!行かないと損した気分になっちゃうじゃあーりませんか!!

 すぐにTSUTAYAに行きいつもより多くのDVDをレンタルしてしまいました・・・  TSUTAYAでレンタルする行動をFamilymartで買い物をすることにより強化されたのです。恐るべし共同の精神ではあーりませんか。

このようにトークンシステムは購買行動を促すには非常に有用なテクニックであると思います。これを応用し、特別支援教育分野でも先生方が生徒の行動を変えるために介入されています。花まるが10個貯まったら外で遊んでもいいよといった具合です。

高齢者にも進んで介入すべきだと思っています。

2010年2月1日月曜日

新年の決意

大西@行動分析学勉強中です。
(誤った考え方、分析方法にコメントでアドバイスいただければ励みになります)


 新年明けてはや1ヶ月が経過しちゃいましたね。。。

1.2.3月は早いと言われていますがなぜなんでしょうか?個人的にはそのように感じたことはないのですが、ただ単に2月が28日までだからそう感じるのでしょうかね?

ところで、新年に目標を掲げた人はいらっしゃいますでしょうか?ちょっと前に 8割近くの人は新年の目標を達成することができず、挫折した経験があるという結果が というネット記事を見かけました。行動分析学でも目標を掲げること(先行刺激の整備)は有用で、高齢者介護においても筋力トレーニングをする際に、足を伸ばす力が20KGになると杖なしで歩けるようになりますので頑張りましょう!!!と具体的な目標を掲げることがよい成績を上げています。

その記事の中で、英ハートフォードシャー大学で心理学を研究するリチャード・ワイズマン教授が目標を達成するために10のアドバイスとして以下の事を上げていたので、ちょっと考えてみました。ちなみにワイズマン教授は 『その科学が成功を決める』 などの数々の訳本も日本で出版されているみたいで有名な教授みたいです。

>①目標は1つだけにする。

確かにいっぱい目標を立てるよりもクリアできる確率は上がりますよね。欲張ってあれこれ目標を立てる人もいるようですが、普通は2~3個の目標を掲げますよね。1つに絞ることは逆に難しいですね。

>②数日じっくり考える。

これは、大事なことだと思います。ただし、目標をじっくり考える前にどうすればよい目標が立てられるのかを知らなければいけませんよね。じっくり考えるの中にパフォーマンスマネジメントも勉強しなさいという意味も含まれているのかな?

>③以前立てた目標は避ける。

大方の人は毎年同じような目標ではないでしょうか?例えば10kg体重を落とすとか毎日10分英単語を覚えるだとか。以前立てた目標でクリアできなかった目標は避けるという意味でしょうか?

>④ごく普通の目標にする。

これについては、普通の目標という事自体が具体的ではないので、間違ったインストラクションではないでしょうか?世界平和とかではなく、達成したかどうか分かる目標(例えば毎日掃除とか)にするという意味でしょうか?

>⑤細かくポイントを設定し、1つずつクリアしていく。

これはまさしくスモールステップの法則ですね!!!スバラシイと思います!!

>⑥自分にプレッシャーをかけ、サポートを得るために友人や家族に目標を話す。

自分にプレッシャーをかけという部分は少し問題ですが、サポートを得るために友人や家族に目標を話すということは成功すると注目、賞賛などの好子が得られるという可能性がありますね!

>⑦定期的に「達成するとどう好ましくなるのか」を書き出し、利点を考えるようにする。

どう好ましくなるのかという部分は、どのような好子が出現するのか、もしくは嫌子が消失するのかですね!

>⑧モチベーションと進歩の感覚を守るため、1つのステップをクリアしたら自分にご褒美を与える。

自分への褒美という好子を出現させる。素晴らしいですね!!!

>⑨達成までの計画やプロセスを記録し、グラフや絵を使って分かりやすく示す。

これも、視覚的に具体的な進歩を確認しそれが好子となる。素晴らしいですね!!ただ、グラフが右肩下がりだと嫌子になるので要注意ですね。。

⑩心が折れそうなときは諦めるのではなく、一時的に前の習慣に戻ったと解釈する。

>これは教授からのメッセージです。そう考えるとよいのでしょう。行動分析学的には、何が原因で標的行動が生起しないのか分析する必要がありますね!!

というように、社会科学分野における一般読者向けのすぐれた業績を顕彰するジョセフ・リスター賞(英国科学協会)を受賞したことがあるような大教授の教えに物申してしまいました・・・。

ワイズマン教授、もしこのブログを見ていましたらコメント欄に感想などいただければと思います(笑)