2009年7月6日月曜日

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大西です。

 石原裕次郎さん(享年52)の二十三回忌法要が、国立競技場(東京都新宿区)で営まれ、徹夜組600人を含めファン約11万7千人が献花に訪れたそうです。国立競技場を10日間貸り切り、お墓のある横浜・総持寺から本尊 の お釈迦様 を移動して まで裕次郎さん をしのぶそうです。総費用は10億円を超えるそうで、実際に現場をみたわけではありませんが11万人が国立競技場へ足を運ぶ行動をするのですから、相当な動員がかかっているとしてもこれはすごいことです。お亡くなりになり23年が経過しているのですよ。

 最近では、忌野清志郎さんの葬儀に4万2000人が参列したり、過去の著名人の葬儀等では、XJAPANのhideさんの5万人(平成10年、築地本願寺)、美空ひばりさんの4万2000人(平成元年、青山葬儀所)、ZARDの坂井泉水さんの4万人(平成19年、青山葬儀所)、尾崎豊さんの3万7000人(平成4年、護国寺)などがいますが、ほとんど歌手です。石原裕次郎さんも歌をうたっていました。

 ということを考えていましたら、歌(音楽)っていうのはすごい力があるんじゃないかなって思いました。

 卒業式に蛍の光や贈る言葉などを聞くだけでなんだか胸に思いがこみ上げてきますよね。心理学や行動分析学的に考察することは今の僕の知識では少し難しいのですが、人それぞれに、その音楽についての思い出や感情があり、その曲を聴いたり、歌っている歌手を見るとその状況や感情と重なり強力な好子になるんじゃないかなって思います。だから、その歌手が亡くなることで、歌っている姿が見えなくなってしまうので、その好子が消失してしまう名残惜しさによる強化行動で献花にいく行動が出現しやすいのかなぁとか思います。(バーストなのかも?)

 ただ、僕は幼いときに裕次郎さんを西部警察の再々放送くらいで見て知っているくらいなので、現役の裕次郎さんを知りません。今でいうと、スマップと福山雅治とオダギリジョーと小栗旬あたりをひとまとめにしてもかなわないほどの人気だったと聞いています。いわば、裕次郎さん現役世代にとっては、神様(教祖様)みたいなものではないでしょうか。

 こういった、集団の強化子を理解できるようになったらABAももっと楽しくなるに違いないと思います。何故、11万人がそこへ行くのか不思議に思ったので書かせてもらいました。

 

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