2011年11月28日月曜日

2011年11月18日 徳島ABA研究会月例会

11月18日の月例会の内容について、スタッフの永冨が報告したいと思います。



今回の月例会の報告者は,鳴門教育大学附属特別支援学校の児島由佳先生で、法政大学の島宗先生のご指導の下に取り組まれている事例でした。



月例会では問題行動がなぜ起こるのか、何によって問題行動が強化されているのかを話し合う演習がありました。兒島先生は日々の指導の中で、とても詳細に記録を取られていました。その記録を色々な角度からグラフ化していたので、参加者からの質問や意見も相次ぎ、活発な討議を行うことができました。



私はABAを学ぶまでは、教員が子どもの行動に対して記録を取ることを考えてもいませんでした。しかし、記録を取ることで、問題行動の起こる場所や時間、回数、問題行動の機能が特定でき、指導の方向性や介入後の効果がデータ(勘や経験ではなく)で明らかになります。また、記録を取ることで、第三者にも詳細に伝えることができます。



兒島先生は、今回が初めての月例会発表です。初めてとは思えないほど、日々の指導を細かく記録を取られていたり、グラフ化したりしていたので、非常に完成度の高い発表になりました。今後の事例研究の結果報告がとても楽しみです。





徳島ABA研究会スタッフ 永冨 大舗

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