12月9日の月例会の内容について、今回も新人スタッフの兒島が少し報告したいと思います。
今回の月例会の報告者は、徳島県立板野支援学校の松本美知代先生と竹田真理子先生でした。
松本先生の報告は、『母の指差しを見て手を洗う ~親と教師のサマースクールの取り組みから~』でした。板野支援学校の小学部で行われている「親と教師のサマースクール」という取り組みを通して、児童に対する支援・指導について、保護者の方とどのように連携をとりながら進めていったのかとうことを詳細なデータをもとに発表してくださいました。
また、発表の最後には「親と教師のサマースクール」に参加された保護者の方からよせられた、感想なども報告していただきました。
その感想を聞くと、「研修・勉強の機会もらえてよかった」、「先生と子どものことについて密な話し合いができたのがよかった」というものでした。
実際に発表を聞いていると、松本先生も事例の中で保護者の方と児童の指導についてよく話されており、細かいアドバイスをされていました。
このように保護者の方と密に連携をとりながら、児童の指導を進めることは普段からはなかなかできないことなので、とても魅力的な取り組みだと思って発表を聞かせていただきました。
そして、竹田先生の報告は『他害をなくすための取り組み』でした。他害のある生徒に対して、他害をなくすためにどのような取り組みをされているのか、詳細なデータや経過報告を交えながら発表してくださいました。
竹田先生の事例は長期に渡って指導されている内容で、一度定着してしまった行動をなくすことはとても大変なことで、問題行動がある場合は可能な限り早い段階から、なくす指導を行っていかなくてはいけないんだと思いながら聞かせていただきました。
また、様々な記録をとることで、他害行動がおこる前提条件を考えられていたので、改めて指導する上での記録をとる大切さを学ぶことができました。
発表者の松本先生、竹田先生、当日参加してくださった皆様。有難うございました。
事務局アシスタント 兒島
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