2009年3月5日木曜日

向山洋一先生

大西です。

先日、会社の研修会で向山洋一先生の公演を聴く機会がありました。教育関係ではとても有名な先生だそうで、とても面白くためになる公演でした。

 先生は、伸びる子供の10箇条というのをおっしゃられており、たとえばその1が [甘いジュースを飲まない子] だそうである。この理由として砂糖を食べすぎると、カルシウムがこわれていくそうです。不足するといらいらとして落ちるかなくなります。心の安定がなくなり、意欲低下や集中力の低下につながるそうです。他にも、早寝早起きやテレビやゲームをしないことなどたくさん述べられていました。

 たとえば、生徒に対して [集中して課題に取り組んでもらいたい] とします。 そこでABAを活用すると、先行刺激の整備として、周りの環境を整えたり、目標を具体化したり、後続刺激でほめたり、フィードバックしたり、グラフにしたりするかと思います。

 ただ、このたびの公演を聴き、実は先行刺激に対してもっと大きな介入をすることができるのではと考えました。上記の [集中して課題に取り組んでもらいたい] 場合に、例えばジュースを飲むのを親と相談して減らすことで集中して取り組める時間が増える可能性もあるのではないかということです。

 標的行動の直前の環境設定が、先行刺激の整備と考えがちでしたがもっと大きな視野で、ノートを丁寧に書くことや鉛筆を使うこと、早寝早起きをする、テレビを見過ぎないなど、日常生活で基礎的な事を大事にすることが望ましい行動を生起させる可能性を持っていると思いました。

 僕は教育関係者ではありませんが、そういった考えに至りました。教育の劣化が叫ばれている昨今、教育に関わっており、ABA的な介入などに取り組める徳島ABA研究会の先生方をとてもうらやましくも思いました。

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