2009年3月19日木曜日

楽天市場のトークンシステム

大西です。

 みなさんは楽天市場を利用したことがありますか?この大不況の中、売上高・営業利益が過去最高になっているというショッピングサイトです。数年前にプロ野球球団の新規参入の際、ホリエモンを応援していたのに横から出てきて参入を勝ち取ったので 『絶対に楽天なんか利用しないぞ!』 という強い意志を持っていましたが、いつのまにか楽天市場で買い物やホテル予約、高速バス・飛行機予約までしてしまっている有様です。

 これは何かというと貯まりやすいポイントシステムと商品の多さにあると考えています。楽天市場は、前述のとおり何でも取り扱っており、市場に出品している会社同士が競い合うのでそこらの店で買うよりも安いのです。その上、ヤマダ電機のように利用料金がポイントでキャッシュバックされます。ポイント10倍なんて時もあり、商品代金の10%が翌月に利用できます。たとえば、1万円のものを10倍のときに買うと1000円のものが無料で買えるのです。ヤマダ電機で1000円分のポイントをもらってもあまり使い道が少ないと思いますが、楽天市場では1000円もあれば欲しい本もタダ同然で購入できます。(ちなみに今楽天bookでは送料無料ポイント10倍セールをやっています)

この味を一回味わってしまうと、もう抜けられません。ポイントで無料で買い物ができるということがバックアップ好子となりそのポイントをためたくて仕方がなくなるのです。しかも、そのポイントシステムは実によくできていますので、例をあげますと

◎楽天キャッシュカードを作成するともれなく5000ポイント
◎そのカードを利用して決済するとポイント1%上乗せ
◎利用頻度により楽天会員の位が上がりポイント率が上がる
◎楽天トラベル、ブックス、携帯での利用など複数場所で購入するとポイント率アップ
◎アンケートでポイント
◎金曜日はポイント3倍

など、実に巧妙な手口でポイントを貯めさるために買い物へと導いてくれるのです。たとえばamazonと同じポイント付与率でも楽天ポイントに上乗せされるので楽天で買おうと思うし、ついついあまり必要の無いものも買ってしまいます。

 ってなわけで、楽天市場が行っている商品を買ってもらう行動に対するトークンシステムを用いた介入は、大西にとって非常に有用で消費率は有意(p<0.001)に向上しているのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿