田中です。年末にリフレッシュ休暇を利用して、北海道の旭山動物園に行ってきました。そして、現在公開中の映画、「旭山動物園物語・ペンギンが空を飛ぶ」も見ました。
日本最北の動物園ですが、月間入場者数日本一を記録するなどとっても有名な動物園です。
普通の動物園は形態展示といって、檻や柵の中に動物がいて、その動物を見るのが普通です。しかし、これだと動物は寝ているだけであんまり面白くない。最近は生態展示と言って、できるだけ生まれた環境に近い状態を作る出す動物園も多いそうですが、これも形態展示と一緒で動物はあんまり動かず、動物園の来場者はあんまり楽しめない。
そこで、旭山動物園が考えたのは「行動展示」です。動物の習性をよく考えて、動物が動きやすい環境をたくさん作り出したのです。動物がよく動く随伴性も整備されていましたが、私たちが「動物を見る」行動もよく強化されました。確かに、園内の動物はよく動いて、来場者の歓声が多かったです。特に動物がよく動く場所や、通り道に私たちを誘導するような建物の工夫もなされていました。
なるほどなぁと思いました。やはり、いつも寝ている死人テストにひっかるような状態ではなく、常に動いている行動型の動物は見ていて面白かったです。でも、やっぱり寝ている動物もいました。でも、その動物は上を見上げたら、すぐそこで寝ていました。こうした展示も面白かった。
学校の子どもは動物園の動物じゃないんだけど‥。子どもたちがどんどん動ける環境を作ってあげるのは私たちの仕事なんだろうなぁ。動かない(勉強しない)のは、動物のせいではない。環境を操作するだけでこんなに動ける(勉強する)ようになるんだから。
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