タイトル嫌子出現による強化?ですが強化されているならばそれは嫌子出現ではなく
好子出現です。
好子出現です。
それは分かりますが、こんな風に考えました。
先日ニュース番組で僕の尊敬する須藤元気さん(現在レスリング部の監督)が、部の
強化合宿中部員に対して、うさぎ跳びで階段を上がる練習をさせていたときの話です。
強化合宿中部員に対して、うさぎ跳びで階段を上がる練習をさせていたときの話です。
須藤監督は、キツイ、もうダメ、死ぬ、まだこんなにしなきゃなんない!といった様な
ネガティブな発言が部員に多く見られることに着目しました。
ネガティブな発言が部員に多く見られることに着目しました。
ネガティブな発想では、よいパフォーマンスに結びつきません。逆に苦しくても楽しい
とかうれしいといったようなポジティブな発言が必要と考えました。
とかうれしいといったようなポジティブな発言が必要と考えました。
そこで、彼はポジティブな発言を促そうとこんな介入をかけたのです。
“ もしネガティブな発言をしたら、その場で即腕立て伏せ ”
です。
これを分析すると、ネガティブな発言を嫌子出現による弱化のテクニックを使って減ら
そうとしています。このテクニックを使う場合、弱化因子が無くなると行動は再び起こる
ようになり、できるならは好子出現による強化を心がけ、自己内在型の強化刺激となる
ようにし強化因子がなくなっても標的行動が生起するように心がけることがABA的な基
本です。
そうとしています。このテクニックを使う場合、弱化因子が無くなると行動は再び起こる
ようになり、できるならは好子出現による強化を心がけ、自己内在型の強化刺激となる
ようにし強化因子がなくなっても標的行動が生起するように心がけることがABA的な基
本です。
“ ポジティブ発言に対し注目賞賛やトークンで強化 ”
が、一般的なABA学習者が思いつく解答だと思いますし、自分もそう思いました。
しかし、先日のニュースを見て須藤氏が部員へ 『きつかった?』 と問うと 『はい!』
と答える部員に対して 『はい!それじゃあ さらに腕立て伏せ!』 と言いネガティブ
な発言をした部員にさらなる腕立てを強要していました。
と答える部員に対して 『はい!それじゃあ さらに腕立て伏せ!』 と言いネガティブ
な発言をした部員にさらなる腕立てを強要していました。
そのときの部員の顔を僕は見逃しませんでした。なんとやっちまったーっ的な笑顔で
腕立てをしていたのです。須藤さんとの問答がおもしろかったのでしょうか。
腕立てをしていたのです。須藤さんとの問答がおもしろかったのでしょうか。
その後 その部員は、きつくても 『楽しい』 『うれしい』 といった発言に変わってい
ました。
ました。
いわゆる、罰は嫌子と考えられがちですが、この場合の罰は、好子だったのではと
考えています。僕は、罰はいけないことと考えていましたが、場の雰囲気や指導者に
よって罰も好子となり得ると分かりました。
考えています。僕は、罰はいけないことと考えていましたが、場の雰囲気や指導者に
よって罰も好子となり得ると分かりました。
実は、好子も嫌子も紙一重かもしれませんね!!
大西さん。
返信削除上の投稿,私のPCで見ると,文章の右端がブログの表示領域からはみ出て,見えなくなっています。
私だけの現象かもしれませんが,何か,思い当たる原因はありますか?
例えば,いつもと違う機器で書き込んだとか…。
ありがとうございます。
返信削除僕のPCでは見えていますが、他の方の投稿に比べて文字間が広いし何かおかしいなあと思っていました。
ブログに書き込む際に自動で改行されず、永遠と右に書き込めたのでそれもおかしいなあと思っていました。
パソコンってすばらしいと思いますが、PCとMACとの違い、moodleでアカウントが取得できないとかメールが届かないとか文字化けするとかそういった細かいことが嫌子になり、初心者がパソコンは難しいと思ってしまうことは残念ですね。
私のPCでも右側が切れています。
返信削除以下の【ここから】【ここまで】が見えませんでした。
-------------------------
部員に対して 『はい!それじゃあ さらに腕立て伏せ!』 と言いネガティブな発言を【ここから】した部員に【ここまで】
さらなる腕立てを強要していました。
-------------------------
35文字ぐらいで一度改行を入れれば大丈夫だと思います。
嫌子出現の強化現象というのもあるのですね。
勉強になります。
でも、何の工夫も無いと、嫌子出現の弱化現象しか起きないですよね。
部下の発言を批判する上司は、部下の発言するという行動を弱化させているなぁ、と常々考えています。
keiさん
返信削除コメントありがとうございます。改行の方も直しました!
>嫌子出現の強化現象というのもあるのですね。
僕ももう一度自分の記事を読んでみましたが、よくよく考えてみると腕立てを強要してネガティブな発言を減らしたわけですからABA的には嫌子出現による弱化ですよね。でも、僕の伝えたかったことは望ましくない行動が出現したときに嫌子を出現させても、やり方によってはうまく標的行動を増やすこともできるのではないかということです。
嫌子というと悪いイメージがありますが今回のような使い方をすればいいんだなと勉強になりました。
そのようなニュアンスをくみ取っていただけありがとうございます!!!
古い記事への投稿なのに、即座にご対応頂きありがとうございました!
返信削除行動分析学って応用範囲が広くて面白いですよね!
ブログ注目してますので、面白いトピックなどがあれば
どんどんアップして下さい。
ありがとうございます。そういったコメントが励みになりますので今後ともどうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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